TARA(ターラ)多羅観音
インドには明らかな女性像が残っています。
インドのターラ像は若く美しくセクシーですが、大日経では中年女性とされています。そのためか日本に伝わる画像は豊満妖艶(ほうまんようえん)ではありますが、セクシーさは失われています。
グリーンターラ・マンダラ GREEN TARA 緑多羅(みどりたら)
このグリーンターラ(緑色多羅菩薩)を本尊とするマンダラです。ターラ菩薩は観音の瞳(ターラ)から生まれた美しい女神で、観音の救済に洩(もれた)人々も残さず救済する万能の救済神として、チベット・ネパールの仏教徒に現在も広く=篤(あつく)信仰されています。このマンダラはターラ菩薩に八吉祥を配し、マンダラの外側にはターラ菩薩の八難救済(はちなんきゅうさい)の場面が描かれたいます。
原語のターラーとは眼=瞳のことで、仏典では眼精=瞳子(とうし)=妙目精(みょうもくせい)ともいわれています。
このターラーは瞳の中より大光明を放つとされていますが、ターラーには「星」という意味もあり、ここから夜空に輝く星とキラキラしている瞳と同一視されて神格となったのです。
又ターラーには眼=瞳とは別に「横断する」「救済する」という意味もあり、迷いの世界から悟りの世界へ渡すともいわれ、ここから救度仏母の名前もあります。
ホワイトターラ・マンダラ WHITE TARA 白多羅
白色多羅菩薩(ホワイト・ターラ)は観音菩薩の瞳(ターラ)から生まれた観音の娘といわれる美しい女神で観音菩薩が救済に洩(もれた)れた人々をも残さず救う万能の女神としてインド、チベット、ネパールでは絶大な信仰を受けています。特に白い身色をしたこのスタイルは白色ターラーとよばれ、無量寿仏、仏頂尊勝母とともに長寿三尊の一つに数えられ、病気平癒、延命長寿等息災法関係に効験があるとされています。
ターラ観音は、観音様の瞳(ターラー)から生まれた綺麗な娘といわれる美しい女神で、観音菩薩の救済に漏れた人々も残さず救う万能の女神としてインド・チベット・ネパールでは絶大な信仰を受けています。
長寿三尊の一つに数えられ、病気平癒、延命長寿など息災に効験あらたかなのです。
また、財運、金運に効験があり災難除けなどの現世利益にも効験があり幅広く信仰されています。
ターラー(多羅)は「輪廻の海を渡るのを助ける女神」「迷いの世界から悟りの世界に渡してくれる」のです。
特に赤色で描かれたターラーマンダラは災難をよけて愛を成就されるマンダラです。
日本では胎蔵曼荼羅の蓮華部観音院で「多羅菩薩」として現れています。ターラは眼を待つ女神であり、密教像としては三眼があり、両手両足に眼を持っているのが本筋であり、この形が発展したのが千手千眼観自在菩薩なのです。
豊満な乳房を誇り、セクシーで生命を産み育てる女性力讃美は、もっともっと日本で評価されても良いかと思います。
注意点:
観自在の脇侍として立ち、右手に与願印を、左手に蓮華(開敷蓮華=かいふれんげ)を有するというターラーの姿が基本です。
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